岐阜公園 金華山ロープウェー リス村

道三と信長ゆかりの地

岐阜とか名古屋あたりに住んでいる人以外に金華山とか、岐阜公園はなじみがないかもしれませんね。ここは国盗り物語の主人公、斎藤道三や、織田信長が拠点とした稲葉山城、現在の岐阜城があった、長良川のほとりにある標高300メートルちょっとの山です。

このふもとに古くから公園があり、近郊の人たちには昔から親しまれていました。お隣愛知県で生まれ育った僕も、家族で、あるいは遠足で、さらには友達とサイクリングで、などなど、何度も足を運んだ懐かしい場所です。今度はそこに自分の子どもをつれてくるようになったわけです。

さて、昔は岐阜公園へ行くには、JRか名鉄(名古屋鉄道)の岐阜駅から市電に乗るのが定番でしたが、この市電も廃止となり、今夏は自宅から車を使いました。道路も昔は岐阜市内を抜けるのにかなり時間がかかったものですが、今はまったく裏側からトンネルを抜ける、というコースができており、便利になりました。

岐阜公園は昔あった小さな動物園がなくなったかわりにちょっとしたアスレチックなどができていて、子どもを遊ばせるにも良いところです。

とりあえずはロープウェーに乗って、山上へと向かいます。ベビーカーを持ってきていましたが、係員の方から「上は階段ばかりでベビーカーは使えないですよ」と忠告いただき、改札口の裏手に置かせていただきました。

ロープウェーは2台のゴンドラが上下しているシンプルな構造のものですが、意外に速度があり、3歳の長男はちょっと怖がっていました。1歳の次男は平気でしたが。下の写真は山上からロープウェーを撮影したもので、右の方にあるのが山麓の駅です。ロープウェーの乗車時間はわずか3分です。

ロープウェーを降りたら、本日のお目当て、リス村へと向かいます。ここは昔金華山に逃げて野生化、繁殖したタイワンリスを餌付けして飼っているところで、リスが手に乗ってきてえさを食べたりします。動物好きの息子たちなら楽しめるだろう、と思ったのです。

えさをやっているときには結構緊張して無言の長男でしたが、後から聞いてみたら、この日でこれが一番楽しかったそうです。

リス村を出たらもうお昼なので、とりあえず展望レストランへ。

確かに展望は、岐阜の町並みや長良川が一望にできて言うこと無しですが、メニューは…観光地にしてももうちょっと工夫がほしいところ。基本的にはうどん、そば、牛丼、カレーライス程度しかありません。まあ小さな子どもにはこれでも良いのですが。みたらしとかを食べさせる予定もありましたし。

金華山の山頂にはもちろん岐阜城が建っています。この岐阜城、歴史的に正確に再現されたものではなく、桃山風に鉄筋コンクリートで作られたもので、遠目には良いですが、近くで見ると、まあ、趣は余りありません。中の展示も子どもが喜びそうなものはないので入り口まで行くだけで見物はパス。

再びロープウェーに乗ろうと、山上駅に向かいます。急な階段が多いですから、小さな子どもをつれているとちょっと大変です。途中みたらしを食べたりしながら山上駅へ。くだりは子どもたちはロープウェーの進行方向に陣取り、きゃあきゃあ歓声を上げています。

ロープウェーから降りてくると、そこは土産物屋さん。昔はすぐ外だったような気がしますが。ばあちゃんへの土産にお菓子を買って今度はアスレチックへ。

まだ一人ではよじ登ったりできない次男は、トランポリンがお気に入り。お兄ちゃんやよその子たちとぴょんぴょん…あまり跳んでいるようには見えませんが、本人の気持ちとしては跳ねていたのでしょう。

知らないうちに長男がいろいろなことができるようになっているのに驚きながら1時間ほど遊んで帰路につきました。

岐阜は長良川の鵜飼でも有名です。長良川温泉もありますし、そのうち一度鵜飼を見に来たいと思っています。ちなみに鵜飼見物に良い宿は長良川温泉の鵜匠の家旅館すぎ山だそうです。