リトルワールド

犬山市郊外にある人間博物館リトルワールドへ行ってきました。最後に行ったのは確か1983年でしたから、なんと23年ぶり。入り口が当時どんな感じだったのかもほとんど記憶にないのですが、建物の外壁につたが絡まってきていましたから、当時からきっとあったのでしょう。

ここは世界各地の民家などを集めた野外博物館で、以前は広い敷地に本当に世界各地の民家しかなくて、興味深いものの、さほど「もう一度来よう」とは思わせないところでした。そのせいか、というか、やはり、というか、経営難も伝えられていたことがあります。

最近少し変わってきている、というので家族で出かけてきました。結果、20年前と変わったのは「エンターテインメント性が高まっている」ということでした。

さてさて、まず入り口で迎えてくれたのはフィリピンのジプニー。元々ジープを改良した乗り合いタクシー、あるいは路線バスのことです。子どもたちはよじ登って大はしゃぎ。こういう触れる、乗れる展示というのは子連れには嬉しいですね。「触っちゃいけない」というものばかりだと親も子も疲れますから。

ジプニー

子どもがジプニーで遊んでいる時に「おや?」と思って申し込んだのが、名鉄インプレスカードというクレジットカード。最近名鉄百貨店のカードが廃止になる、なんていう情報がありましたから注意をしてみたら、年会費無料で、このクレジットカードを持っているとリトルワールドや明治村、モンキーパーク、南知多ビーチランドなどの名鉄系のテーマパークも割引になるとのこと。思わず申し込んでしまいましたが、リトルワールドで使える千円分の商品券ももらえました。

中へ入ったのはもう午後1時だったので、とりあえず入り口近くの沖縄の家や台湾の家を見に行きました。天気が良かったので、散歩もすがすがしいです。

リトルワールド

どの家にも簡単な飲食ができる施設や売店が設置されているのですが、ここで売っているのが結構本格的。沖縄の家では沖縄の食べ物とか売っていますし、沖縄音楽のライブも時間を決めてやっていました。台湾の家の売店はこのとおり。現地らしく作られたものです。

リトルワールド

お店にいたのもどうやら台湾の方らしいですが、売られているものの味は結構本格的。点心も現地風ですし、デザート系はやたら甘くてこれまた現地風。長男はタピオカが入ったココナツジュースが気に入っていました。

女房はここでピータンを見つけて購入。なかなか売っているところがないんですよね。これでピータン豆腐を作ります。ちなみにピータン豆腐は一宮市の日月潭で食べることができます。

僕の方はこのあとインドのお店で、本格的なカレーパウダーと、ナンの粉を買いました。S&Bとかのではないカレーパウダーを使ってインド風カレーを作ると、まったく別物に仕上がるのです。

リトルワールドの現在の楽しみ方は、世界各地の家を見て歩く、というよりも、ショッピングを楽しんだり、食べ歩きをしたりではないでしょうか。

そしてもうひとつ忘れてならないのがショー。この日はキューバのサーカスをやっていました。

サーカス

とてつもない技や大掛かりの仕掛けはないですが、ラテン音楽に乗せたのりの良いショーでした。子どもは途中で飽きてしまいましたが。

結論。「また来ようね」ということになりました。まだちょっとアトラクションが足らないかなあ、という気はしますし、閉館が夕方5時と早いのであわただしいのが難点ですが。