偶然訪れた花白温泉のお話し。
つぐ高原グリーンパークでしばし遊んだ後、帰り道をカーナビで調べたら、一番の推奨ルートが何と、岐阜県に抜けて恵那から中央自動車道で帰るルート。これは相当意外。でも来た道を引き返すのも芸がないので行ってみることに。帰り道にある温泉をあらかじめチェックしていた女房は不満げでしたが、恵那の方も山の中ですから温泉くらいはあるはず、と見込みで出発。
道は川に沿って下り、すぐに長野県に入ります。「えええ!長野県に来ちゃったの!」と驚く間もなく、今度は飯田街道を少し走って再び愛知県へ。そこでカーナビは、狭い道へ右折しろと指示を出します。人気のない山道を走り、小さな集落を通り過ぎ、林道か?と思えるような道を抜け、さらに人気のない山道で峠を越え、女房がかなり不安になった頃に少し大きめの集落に出ます。どこを通っているのかさっぱりわかりません。
やっと大きな道に出たと思ったらその先に「岩村城」の看板が。岩村城なら、以前息子たちと一緒に来たことがあります。とりあえず知っているとこに出てきたことで一安心。温泉探しを開始します。
しばらく走るとなんちゃら温泉の看板。距離は20キロ。ちょっと遠いかと思ったけど、とりあえずそちらへハンドルを切ります。しばらく進むと、もっと近くに花白温泉の看板が。超ローカルな雰囲気も良さそうでここで入浴することにしました。花白温泉の由緒書きを見てみると、200年の歴史があるラジウム温泉だとか。
上が花白温泉の建物ですが、ふとこの左横を見るとそこにも花白温泉の看板があります。「??」と思って行ってみると、
そこは何と鉄道の駅。しかも「花白温泉駅」。これは明知鉄道という恵那を起点にする非電化の単線のローカル鉄道の駅でした。しばらく待っていると
やってきたのは一両編成のディーゼル車。何んとものんびりした風景です。
この後、子どもたちは田んぼの周りでカエルを捕まえたりして少し遊び、そして温泉へ。小さな露天風呂もない温泉でしたが、さっぱりと疲れがとれたような気がします。