宗廟は李朝代々の国王と王族の霊を納めた礼拝所のような施設。お墓ではありません。日本で天皇を神として神社に祭る習慣があったのに似ていますね。1995年に施設と祭礼がユネスコの世界文化遺産に登録されています。
宗廟は決まった時間に行われる、ガイド付きのツアーでしか見学できません。日本語のツアーはタイミングが合わなかったので、英語のツアーに入ることにしました。末娘はお昼寝タイムで、長男は歴史に興味なし。世界遺産マニア?の次男と二人です。次男の宗廟の記事はこちら。
宗廟の敷地内には池が3つありますが、死者の土地だということで、生きている魚は入れられていないとのこと。
屋根瓦の上に柿がなっている風景は、日本と共通。瓦の雰囲気が違いますが。
11月も末近く、紅葉があでやかです。
これは遙拝に訪れた国王らが着替えを行う建物。
その中。
正殿に続く道。この道は遙拝に訪れた国王などが通る道。中央が国王が通る所だそうです。この道は正殿の横に繋がっています。正殿の正面に繋がる道は死者の霊専用の道。
正殿への入り口。
閉じられた門にかけられたシンプルな鍵。
正殿を横から見たところ。
今度は斜め前から。
正殿の扉一つ一つに、一人の王が祀られています。
偶然、修理か清掃のために開けられていた扉が。普段は開かれることはないとのこと。書いてあるのは祭られている王の名前でしょうか。
こちらは正殿に入れない、李朝成立前の祖先や、早世したために目立った業績のない王が祀られている場所。
この真中が死者の魂が通る道。
赤い伝統的なコート?を来たのがガイドさん。
宗廟を出て、昌徳宮の方へ続く道。右側の塀の内側が宗廟。