和束で茶摘み

和束町(わづかちょう)は、京都府南部に位置する茶の名産地です。ここでは、標高が高く清らかな水と豊かな自然が育んだ高品質なお茶が生産されています。特に「和束茶」は、まろやかな味わいと爽やかな香りが特徴で、多くの茶愛好者から支持されています。和束町では、地元の茶農家が丁寧に手間をかけて栽培・製造しており、毎年「和束茶まつり」などのイベントも開催されています。豊かな自然の中で育まれる和束町のお茶は、心も体もリフレッシュさせてくれる一杯です。

和束は残念ながら宇治ほどの知名度はありませんが、気候や風土は大差ありません。山に広がる茶畑は風光明媚で、観光客の誘致にも取り組んでいるようです。

お茶の産地を訪ねる旅は西尾に次いで二度目ですね。

和束の茶畑

和束で茶摘み

2024年7月、和束にあるおぶぶ茶園で茶摘み体験が行われたので出かけました。京都からJR奈良線で木津まで。そこで乗り換えて加茂駅へ。ここは浄瑠璃寺や岩船寺などへ行くときに起点の駅です。

20人弱の参加者。その内、3分の1が外国人でしょうか。たまたま京都から乗った快速の席で一緒になったのはメキシコからの母子でした。

説明を受けた後、さっそく茶摘みへ。製茶工場からは車で10分ほどの山の中。この日摘んだ茶葉は、この日の内に乾燥までさせて持ち帰ることができます。

和束で茶摘み

摘んだお茶は持ち帰り、窯で熱を加えて乾燥させます。通常は天日で時間をかけますが、窯を使うのは今日中に仕上げるため。そして乾燥させてはもむを何度も何度も繰り返します。

できあがりがこちら。

時間に間に合わせるため強火を使ったので、ちょっとほうじ茶っぽい味に仕上がりました。

京都から1日の体験ツアーとして、和束で茶摘みはお勧めです。ただ、限られた日だけのイベントになりますが。


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