アンティグアはスペイン語で「古い」という意味です。ここではグアテマラにある古都アンティグアのことです。
アンティグア・グアテマラは、ユネスコの世界遺産に登録されている、歴史と文化が深く根付いた都市です。魅力的なコロニアル様式の建築物、石畳の道。そして火山を背景にした美しい風景は、多くの観光客を魅了しています。しかし、その絵のように美しい外観の裏には、自然災害と人間の努力によって形作られた豊かで複雑な歴史が隠されています。
アンティグアの歴史
16世紀に設立されたアンティグアは、かつてグアテマラのスペイン領総督府の首都として栄えました。戦略的な立地と肥沃な土地は、貿易と商業の中心地として繁栄をもたらしました。何世紀もの間、この都市は壮麗な教会、修道院、宮殿で飾られ、スペイン植民地時代の富と威厳を示していました。
残念ながら、アンティグアは18世紀の一連の壊滅的な地震によってその平和な日々を中断されました。これらの地震は、都市の象徴的な建物の多くを破壊し、大きな被害をもたらしました。結果として、首都は現在のグアテマラ市に移転されました。しかし、アンティグアは依然として重要な文化と宗教の中心地であり続けました。
近年、アンティグアはコロニアル遺産を保存する取り組みのおかげで、再び人気を集めています。この都市は、芸術家、職人、そして外国人居住者の拠点となり、活気あふれる文化シーンを形成しています。今日、観光客は遺跡を探索し、修復された建物を鑑賞し、地元の人々の温かいおもてなしを体験することができます。アンティグア・グアテマラは、逆境を乗り越え、その時代を超越した美しさで世界を魅了し続ける都市として、その存在感を示しています。
アンティグア訪問
実を言うと1980年にもアンティグアを訪れたことがありました。これを書いているのは2024年。ですから、44年ぶりの訪問です。今回グアテマラへはティカルの遺跡が目的で来ました。でも、せっかくですからね。立ち寄ることにしたわけです。44年前の記憶は、首都から路線バスに乗って行ったこと。壊れかけた建物が結構あったこと。観光客はあまりおらず、バス停で声をかけてきたガイドさんに案内を頼んだこと。それくらいでしょうか。町の中を歩いても記憶にある風景は皆無でした。いったい44年前に訪れたのはどこだったんでしょうねえ。
Antigua Tour
今回はグアテマラ・シティからのツアーに入りました。それが「グアテマラシティからのIximché遺跡とアンティグアシティツアー」です。乗用車を使った少人数ツアーで、お客さんは僕らの他は一人だけ。
アンティグアに着いて驚いたのは、観光客がものすごく多いこと。そして観光客向けのお店が沢山できていること。遺跡を使ったきれいなホテルもあります。44年前に来た時は静かな街でした。いや、経済的に発展することは良いことなんですけどね。
ガイドさんに連れられて、教会の跡などを見て回ります。でも、全く記憶はよみがえりません。遺跡になった建物は結構多くあります。ですから、前回見た所とは違う場所だったのかもしれませんが。
Museo Capuchinas
フリータイムがあったので、Google Mapでどこへ行くか探します。目星をつけて入ったのが Museo Capuchinas。リンク先はスペイン語のページです。ここは古い女子修道院なのかな?
ランチ
博物館から出たら、ランチの時間。すぐ近くで目に付いたのが、La Cuevita de Los Urquizú。グアテマラ料理のレストラン。店頭に鍋がいくつも置いてあって、おいしそうなにおいが漂ってきます。
この後ツアーはIximché遺跡へと向かいました。
コメント
“アンティグア・グアテマラ” への2件のフィードバック
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